自由葬の特徴
自由葬とは、特に信仰を持たない人のための葬儀のことです。
親から独立して生活していて菩提寺を持っていない人や、宗教を信仰していない人にマッチします。また、無宗教だけどお経を読むのが当たり前の伝統的な葬儀に疑問を持っている方や、自分たちで葬儀を計画したい方にも合っています。
自由葬では宗教的な儀式がなく、葬儀社と遺族が全てプロデュースするため、より故人に寄り添った内容になります。このタイプの葬儀の特徴は、故人とのお別れの時間がたっぷりあることです。例えば、ロックシンガーの葬儀では、ロック音楽をバックにしたロック葬が行われます。先日亡くなった内田裕也さんのお葬式は、音楽をバックに行われたことで話題になりました。
葬儀全体のプランを自分で立てることができるので、控えめにも贅沢にもでき、費用も固定されていません。例えば、自宅で家族がお別れの挨拶をするだけのシンプルな葬儀であれば、費用を大幅に抑えることができます。大きなホールを貸し切って、大勢の参列者をたっぷりと余興でもてなしたい場合は、費用が高くなります。5~10人の遺族が集まり、通夜や葬儀は行わず火葬のみの場合は、30万円程度まで費用を抑えることができます。20人程度の遺族や親族が集まり、通夜もなく火葬のみのシンプルな葬儀にしたい場合は、50万円~60万円程度の費用がかかります。
プランニングも無料であれば、自分の好きなように費用を決めることができるのも、自由葬の特徴の一つです。